ユーシンから塔ノ岳

ユーシンに紅葉を見に行きます。・・・自転車で。その後、徒歩で塔ノ岳に登ってきます。自転車はマウンテンバイクを使います。フラットペダルです。
朝４時出発です。

車82km

ルート 車のルートなんぞ、どうでもよいことですが、どこで通行止めか、ということで書きす。
衛星写真でみると駐車場が写っています。

車はここまでです。
この写真は帰りに撮ったもので、行くときは右側の４台のみでした。
実は、いちど引き換えして湖畔に車を置いて、再度、自転車で上ってこようと考えていましたが、なにしろ道が狭い・・・
今の時間帯では上ってくる車が多くて下ることはできないでしょう。
仕方がない、引き返すのはやめて、車はここに置きます。

車両通行止めの看板です。問題になるのは自転車は車両かということです。
道路交通法ではそうですが、こういう場合はどうでしょう。柵は越せるようですし、
世附林道の通行止めの看板はこのように書いてあります。
暗黙の了解というところで

自転車
7.9km

歩行者に絶対迷惑をかけないというところで入らせていただきます。
ユーシンという名は有信、友信、湧津、幽神。いまではカタカナです。

林道に９つあるトンネル
最初のトンネルは境トンネル

しとしと、と
湧き水がしたたる崖の下を
走ります。

２番目、新青崩（しんあおくずれ）隧道です。327m
上流側の出口近くで左に曲がっている、ために出口の光が見えなくて、まったく目標がなく、
懐中電灯がなければ壁を手探りで歩くしかない。中は真っ暗で撮れませんでした。

玄倉ダム

谷すじの中で一番川幅が狭いところです。
流域面積 43 km2
1km2は100haです。
4300haとはどれくらいの広さか・・・
山手線内側の広さが6300haくらい。
4300haの広さの中に降った雨が、この一点に
集まってきます。貯水用のダムではありません。

４番目のトンネルは岩がゴツゴツです

ずーっと左岸沿いを走ります。
が、ガードレールはありません。

振り返ってみています。
狭い渓谷の
崖にそって
道が作られています。

５番目のトンネル

６番目のトンネルも素掘り。

他にも自転車で来ている人がいました。
仲間です。
荷物をいじっていたら、挨拶して
抜いていきました。

７番目の7号隧道

８号隧道

ガードレールがありません。
絶壁の下は・・・。

どうしても山寄りを走りたくなります。

最後のトンネルです。
９号隧道　

押して行っても
ずーっと押していくことになり
そして、また
ずーっと押して帰ってくることになるので
自転車は、ここに置いていきます。

山歩くときには、必ず杖をつきます。
そのほうが安定しますし、
季節によってはマムシが出ます。

杖でカサカサ音を立てながら歩くと
マムシは逃げます。この季節になると、もう出ません。
ここから歩きです。

いろいろな沢が集まってきます。集水面積は広いです。
これが、先ほどの玄倉ダムの狭い場所に集まります。

紅葉は若干
遅かったか・・・
というところです。

渓谷なので陽が
なかなかあたりません。

水の流れていない川を
渡って

のぼりはじめます。

尊仏ノ土平（そんぶつのどたいら）から塔ノ岳　　　
上り・・・9:00位〜　10:25頂上
2.5km下り40分　

ユーシンへ3.7km
今までの山登りでかかった時間は
登山地図に書いてあるとおりです。
まったくよくできている地図だと
いつも感心します。

なかなか急なところもあります。

どうせ汗かきますので
この段階で、長袖の下着を脱いでおきます。

アセビが見え始めました
標高が高くなったしるしです。

振り向いたら
富士山が見えました。
そして、裾野あたりに雲が沸き始めて
いました。

隠れてしまうのは
時間の問題です。

猛スピードで上ります。
頂上少し下の階段です。

大倉からの登山道は荒れていますが
こちらは人が少ないので、きれいです。

着きました
間に合ったようです。

道端で拾った棒切れを
杖にしました。

ぎりぎりセーフ
というところです。

あと３０分もすると
すっぽりと
雲に包まれて
みえなくなるでしょう。

登山は
朝早く登らなければならない
というのは
こういうことでしょう。

犬を連れてきている人もいます。
犬も喜んでいます。が
世界遺産には興味ないようです。

ここの山荘は尊仏山荘といいます。
塔ノ岳は尊（孫）仏山（そんぶつさん）という呼び方あるようで、
尊仏山荘という名前はここからきているようです。

山荘のトイレの使用ですが、
使用済みペーパーは備え付けのビニール袋に入れ、
各自持ち帰りとなっています。

ここで昼飯には少し早いので
下ります。

塔ノ岳山頂よりユーシンに向かう尾根を、
高度100 m、水平で300m余り下ったところに不動の清水があります。

こんな奥地でも
炭焼きで生計をたてて
暮らしていた人たちがいたそうです。
ここに限らず
日本全国そうですが。

川沿いにあちこち植林されています。
杉です。
少し高いところ、水気のない尾根すじは
檜です。

もみじは、
ひときわ明るく目立ちます。

日陰でも
落ち葉のある箇所は
なんとなく明るい
が、さみしいです。
濡れた落ち葉だからて゜しようか。

すいすい下っているようですけれど
すいすいはここまでで

このあと、ハイキングの人たちが
たくさん歩いていまして
乗っていけるような状況ではありませんでした。

陽があたっていなくても
落ち葉がきれいです。

陽があたっていなくても
落ち葉がきれいです。

人が歩いているところは
ずーっと押していきます。
「あっ、自転車だ」
と道を譲ってもらったときだけ
す・み・ま・せん
と言って、追い越させてもらって
人が見えなくなったら、少し乗って・・・
を、繰り返して、下ってきました。

４番目のトンネル
まで下りてきました

丹沢湖
世附のあたりから
その後、渋滞しながら車で帰りました。
車というのは渋滞するためにあるものだとあきらめていますので、ちんたら、ちんたらと走っていますと、横を自転車がすーーっとぬいていきます。私の車が、その自転車を抜くことはありませんでした。