毎日、気軽に乗るための、ひと工夫。

遠くへツーリングで出かける場合は、それなりの楽しみがあります。
健康のための運動としては、これが一番よいのですが、
そうは言っても、毎日、遠くへばかりも行っておれない。

ふつうの日はどんな運動をしたらよいか。
多摩川をあっ行ったり、こっ行ったりしていても飽きてくる。

何もしないと、運動不足になる。


健康維持のための運動が
どのように工夫したら、長続きするか、考えてみました。
その話をします。


毎日、毎日、少しずつ、自転車に乗るわけですが、
通勤みたいに、同じ道ばかり走ることができるのは、
通勤の次に仕事が待っている、というシバリかあるから、できることでありまして、
何にも制約のない、休みの日に、自転車で乗り出すためには、それなりの工夫が必要です。

定年過ぎたら、毎日が休みです。
といって、毎日同じルートを走っているのも、だんだんつらくなってきます。

走るルートを、いくつかを持つ、そして、日替わりで、それを走る・・・・
まず思いつくのが、この日替わり複数ルート案です。
しかし、これも、いずれ飽きてきます。

遠くのツーリングと、毎日の日替わりルート走り、の組み合わせで何年かはもちます。
これも、いずれ飽きてきます。
毎日の、走りの先の、その先の
中期的な目標がないからです。

「日替わり走り」に、もう一工夫、加えます。
日替わりを横糸、中期の走りを縦糸と考え、
これを組み合わせます。

まず
日々、区切り走りをします。
つまり、横糸を並べていくわけです。

そして、何か月かに一度、とおしで走ってみます。
できれば、年に一度の、自分なりのイベントとして
とおしで走ってみます。
縦糸でつなぎます。

この2つの走りをすると、長続きするはずです。

毎日、毎日走っている、この走りが
「いずれ形になる」
という、かすかな楽しみを持って走ります。

毎日の走りの工夫ですが、・・・・
なるべく、朝早い時間帯で行います。

なぜかというと、他にも仕事がありますし、
うかうかしていると、道路が混んでくるからです。
通勤時間帯になると、あっこっちから、ボウフラのごとく車が湧き出てきます。
自転車だって、びんびん飛び出してきます。
人は、みんなスマホを眺めながら、歩いています。
例外なく、スマホ片手で歩いています。
たまーに、歩くだけの人を見ると、すがすがしさを感じます。
かっこいい、というかんじです。
通勤時間帯が過ぎると、ボランティアの敬老会の方々が、町内の掃除をはじめます。

ゴミ回収車とは、よく同じルート道になって、後になり、先になり、して進んでいきます。
いずれにしても、混む前に済ましてしまいます。



自転車を漕ぐことによって、
体の中の一番大きな筋肉を使い、エネルギーを消費する、というだけではありません。
1時間以上漕いでいると、
疲れてはいないのに、びっしょりと汗をかきます。
呼吸は通常通りで、
体中の血液が、ぐるぐると循環していくのが感じられます。
つまり、心肺機能を高めているのだそうです。


下図のようなコースを走ってみます。

ルートは坂を含んでいます。
坂には「たいへん急な坂、ふつうの坂・・・」といろいろあります。
これらの坂を「松」「竹」「梅」に分けてみます。

「いつも」と書いていますが、この「いつも」というのは、通勤用のクロスバイクを使っている時のことです。
今回は、ロードバイクを使っています。

松の上・・・・今まで、一度も登ったことがない。今回も登れなかった坂
松の中・・・・クロスバイクでは迂回していることが多い坂。今回は登った。
松の並・・・・いつも登っているか、調子の悪い時は迂回している。

竹の上・・・・坂としては急である。と思っている坂。
竹の中・・・・並の坂
竹の並・・・・とりあえずルートには入れておきたい坂。


(1)

(1)・・・・竹の上
緑ヶ丘霊園といいます、が
津田山墓地と呼んでいる気がします。
その中を走ります。朝は散歩の人たちがいますので、ゆっくり、左端を移動します。
車の通り抜けルートになっているようで、
時折、スピード車が通って行きます。

全体で、押して上るのが3か所、押して下りるのが2か所です。
眺めがよくて、静かで、走りやすいルートです。

(2)

(2)-1・・・・松の並、    (2)-2・・・・竹の上
だいたい平らなコースです。 坂(2)-2は神木本町からの上りです。良い坂です。
良いというのは、割合なだらかで長い坂ということです。
平面で見たコースは、あっち行ったり、戻ってきたりの繰り返しコースです。

(3)

(3)-1・・・・松の中   (3)-2・・・・竹の中   (3)-3・・・・松の中   (3)-4・・・・松の中   (3)-5・・・・松の中   (3)-6・・・・竹の上   (3)-7・・・・松の中   
いちばん坂の多いコースです。(3)-1はかなり急です。クロスバイクでは、ぎりぎり上れるかというところです。(3)-2は、トレーニングの方々がよく利用している坂です。
そして、(3)-3、(3)-4この坂をクロスバイクで上ったことはありません。後ろ6枚刃のスプロケットです。(3)-5はぎりぎり上れます。(3)-7もクロスバイクでは上ったことはありません。

(4)

   (4)-1・・・・松の中    (4)-2・・・・松の並    (4)-3・・・松の中  (4)-4・・・松の中
初山団地内のコースです。(4)-3はクロスバイクで上ったことはありません。(4)-4は、ぎりぎり上れるかどうか、というところです。

(5)

(5)-1・・・・松の並    (5)-2・・・・松の並    (5)-3・・・・松の中    
宮前平のコースです。(5)-1サイゼリアの後ろから宮前警察までの坂。(5)-3が宮崎中学校下の坂です。

(6)

(6)-1・・・・竹の上    (6)-2・・・・竹の上    (6)-3・・・・竹の上    (6)-4・・・・松の中    (6)-5・・・・松の並
(6)-3は千年の交差点から上までの坂です。(6)-5は市民プラザ通りのファミマ横から上までの坂です。

(7)

(7)-1・・・・松の並    (7)-2・・・・竹の上    (7)-3・・・・竹の上    (7)-4・・・・松の中
(7)-4、これが「馬坂」です。


というようなかんじで、1年間、区分けして、何度も走ってみて、
今回、とおしで走ってみました。

今年の1月から4月頃までは
走りながらルートつくり

5月の連休過ぎあたりから、
各ルート修正・変更を兼ねて走っています。
そして、だんだんと確定していきます。

そして今回は
@からFまで、続けて走ってみます。
なるべく車の少ない年始がよいのですが、
今年は年始は仕事になりましたので
年末に走ります。



遠くへ行けないときは、それなりに工夫して走ります。
何でもそうですが、
無いなら無いなりに、その中でやります。
お金もそうです。
無いなら無いなりに生活します。

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モノや金がそれほど動かなくても、それなりに、
豊かな生活を保つ方法はあるはずです。
どこかで自分の欲望の輪郭に線をひき、
今の暮らしを肯定して、これが自分のスタイルだ、と
毅然ということはできないものなのでしょうか。
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と、玉川豊男さんは言っています。
「今日を忘れて、明日のことを思い患うのはどう考えても納得いきません」
とも言っています。

私たちは、もともと、いらないものばっかり、押しつけられて
歳をとってきたのです。


我々は、どうして
他人の作った幸せの基準で
自分の幸、不幸の判断をしなければならないのでしょうか。
自分が幸せかどうかは
自分がきめることなのです。


車持たなくたって
ボロ家に住んでいたって
たとえ、お金がなくたって
幸せなのです。
心が、健康でありさえすれば・・・。

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