場所 奥多摩駅〜広瀬ダム
日時  2015_10_19〜21
コース 青梅線⇒奥多摩駅⇒歩き⇒雲取山荘(テント)⇒雁峠(テント)⇒広瀬ダム⇒バス⇒塩山駅⇒中央線⇒
メンバー ひとり
天気 晴れ
距離 歩き
今回の工夫 もう一度
新しく買ったテントがどれくらい使えるか、試します。
心配なのは
@防寒
A換気
B結露  です。



今回は、これだけ歩きます。

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そして、今日は雲取山まで歩きます。
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始発の次の電車、立川までは、そこそこ混んでおりましたが
立川から青梅線は、すいていた。
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で、奥多摩駅のトイレの入り口に水場があり
そこで水を補給
七つ石山のまき道までは水はない。

ロケットマンみたいな姿です。

時間的に通学時間帯だったので、
駅前は生徒たちが、いっぱいいて
交番の人が交通整理していた。

「あやしい」というよりは
「不思議なかっこうだ」と
首をかしげて、わたくし、ロケットマンを見ていた。
頭をさげて、あいさつの、しぐさをしたら
あわてて、
「ごくろうさまです」、


登山口へ向かう
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しばらく林道歩いたり、歩道を歩いたりして、
いよいよ登山道
「熊」と書いてあったので、鈴を出して
腰につけた。
同時に杖を調達。

腰をゆすっても、
足を踏みならしても
鈴はならない。

手で尻をたたくと
「ジャリン」と、一回だけ鳴る。

あまり役にたたない鈴をつけて
細い道にはいる。


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杖をつきながら
かなりの急勾配です
杖は、バランスとるのによいし
秋マムシが出たとき、押さえるのによい。

背中の荷物の重さが問題です。
出がけに計ってみたら、水抜きで16.5kgでした。
先ほど水を2リッターほど補給したので、18.5kgです。
なので、ずっしりときます。
歩き出す前に、背負って、立ち上がるときが苦しい。
杖で押しあがると、杖が折れそう。

歩き出せば、なんとかなる。

汗かく前に脱ぐ・・・
これが鉄則なので、半そでになっています。
山で作業する場合は、半袖ということはありえませんが、
歩くだけですから、半そででよいでしょう。




1012
ずーっと、急坂が続きます。
1015
今回は寝袋を外に出しました
その分だけ、中の荷物が増えました。

いちばん重いのは水だけど、
ボンカレーとか、そんなものが重い。

役にたつかどうかわからなくて、
重いのは、電気セットではないかと思います。

六ツ石山まで、いっきに高度を上げたら、まき道にはいります。
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秋から冬の山道は、歩いていて気持ちがいいのはなぜか・・・
つまり、木の葉っぱは少ない上に、
陽の光が横から射してくる、ので、林の奥深くまで
陽がはいる、従って
明るくて、暖かくて、地面が乾燥していて、気持ちがよいのです。
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背中の荷物は重いけれど
小さい頃、椎茸をカゴいっぱい背負って
山を下った思いをすれば、楽なものです。
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鷹ノ巣山の少し下から富士山を見ています。
向こうから、うっすらと三つ峠山
黒岳、大樺の頭、大峰
近くに鹿倉山、大寺山等
それより群を抜いて富士山がそびえたっている
やっぱり富士山はすごいな、
というかんじです。
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まき道は、楽ちん、楽ちん、です。

斜面の草がふかふかしていて、気持ちがよい。
です。
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鷹ノ巣山避難小屋
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鷹ノ巣山避難小屋
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おだやかな、陽だまりの、のそりのそりと、山道歩き
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そして、尾根筋歩き
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「秋の日の、登ってきた道が遠くに、悲しい・・・」
と、山頭火は言わないだろうか。
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またまた、まき道歩き


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「登る道の落ち葉がキラキラ」



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七つ石山から雲取山
右の方に重なって見える山の奥の方が雲取山
まだ、こんなにあるのか・・・と
そして、この景色だと、
一度下って、また登る、その重圧。
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みたとおり、一度下って、また、登って、登って、
最後に来て、また登り、登り。
予定どおりではありまするが、
雲取山荘へのまき道はまだか・・・・
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まき道に到達
もう大丈夫。あとは横歩きだけ。
まき道は距離的には遠いけれど
ほぼ平です。
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しかし、まき道も結構遠い
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着きました。
雲取山荘
だけど、まだ、テントを張って、晩めし作って・・・
まだまだ作業が残っています。





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とりあえず、テントを張ります。
今度のテントは自立型で、ポールをさして曲げるだけでOK

今夜分の食糧はある。
明日の朝の飯は、炊かなければならん。
朝、炊いてすぐは、熱くて食えないし、
昼の分も熱くて、持ち運べない。
今夜のうちに炊いておこう。
寒いから、湯たんぽも沸かそう。



で、思う。
炊いた飯を湯たんぽとして使おう、と。

メスチンの飯合で飯を炊いて、タオルでくるんで、
さらに、薄いマットで包んで、寝袋の足元に入れて
それを湯たんぽとする。
それで、今夜は暖まろう・・・・。
明日の朝、適度に冷えたところで、それを食おう。
と。


この段階で、風が吹いている
ので、バーナーを石で囲った。
カマドを作ったわけではない。
----------------7時前には寝た--------------
夜中に一度目が覚めた。
12時少し前だった。
風が止んでいる。
テントのファスナーを開いて空を見てみた。
そして、びっくり、
星です。
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満天の星と、言葉では、よく言いますが。
実際見てみると、本当に驚きます。

普段見ている夜空は、
月と火星と、その他の星が、ぽつぽつくらいですが。
今日の空には、星がびっしり、それも、明るい
ギラギラ輝く星が、空いっぱいです。

あーそうなんだ、
空には、こんなに星が、いっぱいあったのだ。と、
思いだしました。

で、いつまでも星を見ていると寒いから
テントを閉めて、寝袋にもぐり、星座について、うつらうつら考えた。


空にあるそれぞれの星の位置関係は、ずーっと同じで
変わらない。
地球が、どんなに自転しようが、公転しようが
それは結果的には、星の張りついた空が、
ぐるりと回っているだけで、
星と星の位置関係は、全く変わらない。
少なくとも、千年や二千年で変わるものではない。

星々が、
秒速数千キロで、あちこちと、それぞれの方向に動いていたとしても、
宇宙はあまりにも広いので、星の位置関係は変わって見えない。

地球が動くことによって。
星の張りついた空が、ぐるりと回るだけ
廻る空にある星の位置を観察すれば、地球上における
現在位置や季節の移り変わりがわかるだろう。

が、どの星が、どこに、ということを特定しなければならない。
星、単体の識別をするのは、むずかしい。
違いは明るさだけだから。
複数の星を結んで、結んだ形として特定すれば
わかりやすくなる。
その星と星を結んだ形が星座

まったく関係ない遠くの星々を線で結んで星座とする
考え方によっては
乱暴な話です。

小熊座が小熊に見えたりはしないし、
天秤座が天秤に見えたりはしない。
でも、何か名前をつけたほうが便利、ではある。

どうせ、その名前のとおりに見えはしないのだけど
星の集まりの形を何かに例えて、

たとえば、
5つ結んでライオンとか
6個でキリンとか
48個結んで。アキバとか
名前をつける
すると、人に伝えやすい。

そんなこんなで、星座というのができたのか
昔は、それぞれ勝手に、いろいろ名前をつけていたが、
そして、収拾つかなくなって
そして誰かが音頭をとって、
空を88個のピースに分けた。

それが88個の星座・・・。




さて、七つ並んだ星はどこにあるか
北の方にある。

北極星というのは宇宙の中で特別な存在ではなくて、たまたま、地球の自転の軸、地軸の上にあるから
地球にとってだけ、特別な存在ということでして、

では、地球は宇宙の中で、常に一定の姿勢を保ちながら動いているのか、
ぐらぐら動いていたら、北極星の位置は変わる。
北極星の方向が変わらないということは、ぐらぐらせずに、回っている・・・

話が逆ですが、「地球ゴマ」の原理
ジャイロ効果
高速で回っている物の回転軸は揺れない。
これです。

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宇宙ロケットやロボットの制御、飛行機のオートパイロット、船の安定走行などに使われている。
とくに、目立つのは空母です。
海が荒れても水平を保ち続ける
一方、航空機のほうにも、それがついている。

なので、航空機の安定した離着陸ができる。

単発プロペラ機やヘリコプターなどでは元からジャイロ効果が発生しているので、
あらかじめ、その効果を計算に入れて設計する。
さらに余談ですが、飛行機のプロペラの回転方向は国によって異なります。
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話は元にもどって
高速回転しているからといって、地球の姿勢は、全く、全く変わらないのか、

軸の揺れは、やはり、少しあるようで
歳差というのだそうです。
北極星は大昔から北極星だったわけではなく、昔々は、別な星が北極星だった・・・・・。

写真の話になります。
星の写真を撮るのはむずかしいと思う。
北極星を中心にぐるりと輪になった複数の円の写真だったら、自分にも撮れそうですが、
点としての星を撮るのはできない。
どんなに露出を調整しても無理だろう。
では、プロはどのようにして撮っているのだろうか・・・・
赤道儀という、星を追いかける機材を使うのだそうです。



なお、地球や水星など大規模地場を持つ惑星は、
磁極と自転軸の中心がほぼ一致することが分かっています。
詳しくはここ
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