小田原から箱根峠往復


場所 小田原から箱根峠往復
日時  2018_03_03
コース 小田急電車⇒小田原⇒歩き⇒箱根峠⇒引き返して⇒小田原⇒小田急電車
天気 晴れ
距離 38km



歩いて箱根を越えるのは、
そんなにたいへんなことだったのか


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ここは小田原駅です。
登戸まで南武線、登戸から小田急線で来ました。
4時半に家を出て遠くの駅まで歩くのですが、そのためには4時前には起きなければならない。そんなことまでして、何になるのだ!、という気が起きてくるのです。そんなこと考えながら、なんとか、ここまでやってきました。

今日歩くのは舗装された平地がほとんどですので、登山靴は不向きです。
簡単なランニングシューズを履いてきました。
天気はばっちりです。

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風祭駅前
「湯本まで電車を使いたいなあ」と思いますが、昔の人は歩きましたので、私も我慢して歩きます。
ただ、車の通っている道路を歩いたり、電車があるのに、わざわざ歩いたりするのはつらいです。
歩くなら車の通らない、舗装してない道を歩きたいものです。
三枚橋までの国道を歩くのがめんどくさいです。この道は歩行者に冷たい。
2か所ほど歩道が途切れ、向こう側に渡らなければならない。

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三枚橋です。
ここから旧道にはいりますが、どのみち車は多いはずです。

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須雲川橋手前を左に山道にはいります。

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国道と平行して歩きます。

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国道を横切って大沢に下りていきます。

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畑宿までの間に大沢という沢があり、それを越えるために少し下ります。
山道の最短距離は尾根を行くか沢を行くかの2つにひとつです。中途半端は山のひだをぐるりと回っていきますので遠まわりになります。だからといって沢を行くと、崖があり、さらに増水などにより道が安定しませんので、結局、尾根筋の山越えがいちばんの近道になりります、ところがしかし、箱根の場合は山が火山性の山で、小山がいっぱいあり、デコボコなので、道もデコボになり、かえって遠回りになり、沢沿いギリギリのところを行くしかないのです。
奥湯本の猿沢を渡るときに少し下り込みましたが、それと同じです。

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畑宿に着きました。

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新道の上を歩きます。

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小学生の団体と、その父兄の方々です。
元気のよい小学生たちは、すでに道路に下りて、はるか先を飛び跳ねながら、かけていきます。この人たちは湯本駅から歩いてきたのでしょうが、子供たちは元気です。
親たちは「ちようどよい散歩コースだなあ」などと言っています。

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甘酒茶屋の裏を歩いて行きます。
元気な小学生たちが飛び回って遊んでいます。

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お玉が池を過ぎて、芦ノ湖へ向けて下ります。

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芦ノ湖湖畔まで下りてきました。

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杉並木
車で通るときは気づきませんが、道路と平行してあります。

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関所に着きました。
入口の係員の人に
「素通りさせてくださいよ」と言うと、
「どうぞ、どうぞ、何度でも通ってください」と言われて、足早に過ぎていきます。

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国道に戻って、さらに歩きます。

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道の駅、箱根峠です。
今まで歩いてきて、天下のけん、とは思えなかった。
小学生でも、ひょいひょいと登って来ていた。


箱根峠は道の駅の真向かいの石垣を上って少し上ります。
ここから沼津まで歩いても、引き返しても距離的には同じです。
帰りの電車賃が高くなるだけ。
おうちがだんだん遠くなる、と思うと悲しくなって引き返すことにしました。

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再び関所
「もう一度素通りさせてください」と言って通ります。
「どうぞ、どうぞ、あ、先ほどの方」なんて、そんな会話をして歩き続けます。

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先ほどの小学生たちが関所にはいろうとしているところでした。
まだ、お昼前です。
このまま歩けば、楽に三島あたりまで行けるでしよう。

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下ります。

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旧道は新道の上を橋梁で越えています。
どうやって作ったのでしょう。
旧道が先にあって、後から新道を作ったはずだから・・・。
トンネルならわかりますが、

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旧道と新道がからみあっています。
ブンブン車の音がするから、もうじき車が来るかと思っても、それは新道を通る車だったりします。

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三枚橋まで戻ってきました。

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再び、風祭

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小田原駅

江戸時代に東海道を歩いた人たちの平均所要日数は12泊13日だったと言われています。これが普通です。
箱根を越える場合、小田原から沼津まで歩くのが普通でした。その道を歩きました。
標高差は800mくらい。道も整備されている。川もない。何にも問題ない街道でした。
なぜ、ここが「天下のけん」と呼ばれていたのかわかりません。
前回、江尻から沼津まで歩いた時、「明日、同じ距離を再び歩くのはいやだなあ」と思いましたが、今回はちがいます。
歩いた距離40km弱。
小学生が駆け足で上っていました、そんな箱根の剣でした。

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小田急線はJR東海道線と新幹線に挟まれています。
最初は東海道線を伊豆箱根鉄道太雄山線と小田急小田原線がはさんでいた。それを後から新幹線が挟み込んだ。のでしょう。

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