広島県庄原市東城町と神石郡神石高原町にまたがる国定公園・帝釈峡。
石灰岩台地が深く浸食されて形成されたカルスト台地が広がり、
鍾乳洞や渓水の浸食作用によってできた巨大な天然の橋、雄橋(おんばし)、人造ダムの神龍湖(しんりゅうこ)があります。
雄橋は元々は鍾乳洞の中に川が流れていたものが前後の天井が崩れ落ちて、橋みたいになってしまったと言われています。



場所 広島県_帝釈峡
日時  2018_4_25〜26
天気 晴れ
距離 41km


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芸備線は閑散路線です。
鉄道よりも駅前にあるバス停から発着するバスの発着の方が賑やかです。バスが出たと思えば、すぐに後ろから次のバスが進んできて、駅前はいつでもバスが留まっている状態です。
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東城駅を後にして、今夜の宿泊場所、帝釈峡休暇村へ向かいます。
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県道238号線を走ります。
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空は曇ったり晴れたり
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そして県道25号線へ
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帝釈峡の看板
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休暇村へ向けて上り坂です。
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帝釈峡 休暇村、右へ
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到着です。

宿泊

食事は夜・朝ともにバイキング形式でした。
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庭の様子
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休暇村を出発します。
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神龍湖に到着です。
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紅葉橋
遊覧船発着場です。
遊覧船は後で乗ります。まずはダムの方へ行ってみます。
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郵便局前の駐車場の横から坂を上っていきます。
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細い道の急坂を上り
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分かれ道を行きます。
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そして、ここまで来て、左へ曲がってダムへ行こうとしたら。
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ジャリ道に木の枝がかぶさった道になりました。ので
引き返してきました。
歩いてでも行って来ればよかったと、後で後悔しました。
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引き返してきて、遊覧船に乗ります。
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紅葉橋を下から見ています。
ダムを作るときにトンネルを掘って、橋をかけて道路も付け替えたものでしょう。
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ダムに着きました。
帝釈川ダムは日本で一番の縦長ダムです。高さが一番高いというのではありません。高さと幅の比率が大きいということです。
帝釈川ダムの場合は高さ62.1メートルに比べ長さは35.2メートルと縦横比が逆転しており、堤高堤頂長比は1.76
通常のダムではダムの高さとダムの長さを比べた場合長さの方が長い。

高さだけでいくと一番高いのは、やはり黒部ダム186m、これはアーチ式です。
では、重力式コンクリートダムでは奥只見、157m
アースダムとして堤高日本一は 清願寺ダム、60.5m

太郎岩を見ようとしましたが、ダムでよく見えません。
ダム天端におろしてくれるかもしれないと期待しましたが、
そうは問屋が卸しませんでした。
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旧道が平行して走っています。
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天然橋は
岩石がアーチの形状をして下部が開いているものをいいます。

足摺岬の海岸線を黒潮の荒波がうち砕いてできた巨大な海食洞、白山洞門
伊豆の堂ヶ島温泉の洞くつ
徳島県海部郡美波町のえびす洞など。
これらを天然橋と呼びます。

他には
宮城県 蔵王、二口峡谷の北石橋
秋田県男鹿市 男鹿の大棧橋
和歌山県白浜町の 円月島
岡山県新見市 羅生門
鳥取県岩美郡岩美町の千貫松島
島根県隠岐郡西ノ島町の通天橋
鹿児島県南九州市上山田 川辺の天然橋などがあります。

そして今回は広島県庄原市 雄橋です。
渓谷入口の駐車場にやってまいりました。
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かつて帝釈川は現在の30-35m上の位置を流れていた。
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この橋の上を川が流れていた。そして、今水の流れているところが、もともとは鍾乳洞であった、それが地底川の侵食の進行によって洞門が大きくなったことで前後の天井部分が崩落した。そして、この部分だけが橋の形に残った。そういう風にしてできた。
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橋の上は過去に実際に未渡地区と宇山地区を結ぶ生活道として使用されていた。それは古地図や石像からわかっている。
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鍾乳洞の中を自転車で走っているという想像をしながら帰ります。
この下流、養魚場まで歩道が続き、そのあとは山道になっていますので、今回はここから帰ります。
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鍾乳洞の中を流れていた川と、その上を流れていた川が合わさって、この流れということです。
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東城駅に向けて帰ります。
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石灰岩の壁の下の街並みです。旅館とかあります。
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暑くなってきました。21度あります。
駅前の「ぴんぼけや」カメラ店です。

おもしろい名前の店とか看板とか、町を歩くときの楽しみのひとつです。
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東城駅に到着
今日の散策はこれで終わりです。
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