自転車で箱根旧道を登ります。
2016_02_10 距離40.7km
小田原から箱根へ登る道は5つあります。@国道1号線9km、A旧東海道13km、B箱根新道14km、C箱根ターンパイク14km、D足柄幹線林道13kmです。足柄幹線林道は小田原市久野から仙石原を結ぶ林道です。ターンパイクは有料道路。箱根新道は無料だが、自動車専用道路で自動車は通行不可。
従って、今回は箱根旧道A旧東海道を登ります。新道が無料なので、こちらは空いているはずです。
箱根旧道は神奈川県道732号になります。湯本元箱根線とか呼ばれ、箱根町を通る東海道の旧街道です。自転車で登っていると、後ろから近づく車の音が聞こえてくるが追い越さずに、音は前方に消えていく。どうしたことかと考えてみると、この道は箱根新道と並行していて、時に、ねじれ絡み合う形で作られているため新道を走る車の、音だけが聞こえてくるのです。自転車だとよくわかる。
途中、畑宿を過ぎて、少し登ったあたりに急勾配の七曲りがあります。
さて、自転車旅行するときには、空身で走ることはない。必ず荷物が問題になります。今回は荷物を持ってこの坂道を登ってみます。
普通は川崎とか横浜とかからスタートしますが、今回は荷物のテストです。小田原荻窪の「小田原いこいの森」からのスタート。
小田原いこいの森、わんぱくランドに車を置いて、自転車を組み立て、荷物を積んで、風祭まで下り、三枚橋から箱根旧道を上り、芦ノ湖畔元箱根で1号線に移り、1号線をくだり、強羅、宮城野をとおって、足柄幹線林道を経て「いこいの森」に帰ってきます。
コースとしては平凡な上りと、のどかな林道ですが、荷物を積むとどうなるか、試してみます。
@荷物を積んだ自転車が、どれくらい重いか、
Aビィンディングシューズに改良を加えました。調子はどうか。
B後ろホイールを取り換えて、ついでにワイヤも取り換えました。ワイヤの締まりが適切なのか調子をみます。
Cキャンプマットの置き場所に困っています。背負えるものか試します。
「自転車で四国遍路」のテスト走行です。
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これだけの荷物です。
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小田原いこいの森、わんぱくランドから出発です。
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風祭へ下りる道です。
小さな道で、わかりづらかった。
ルートラボでルートを作っておいたのですが、
タブレット端末に入れただけで、
肝心のGPS子機に同期させてなかったもので、
タブレットを入れたり、出したりしながら、あちこちドタバタして
なかなか下りることができませんでした。
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こんな農道を下りて行きます。
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入生田の駅をすぎて、畑宿のほうへ行きます。
小田原から箱根へ登る道は5つあります。
地図を見ただけで、1号線が最も遠いことがわかる。小田原駅から箱根関所あたりまでの距離を比較してみます。
@国道1号線24km、A旧東海道18km、B箱根新道19km、C箱根ターンパイク22km、D足柄幹線林道は出発点がちがうし、1号線より遠くを走っていて、宮城野で1号線に合流しますので省く。
どう見ても国道1号線がいちばん遠い。なぜ、このルートが1号線になったのか。
理由は、福沢諭吉が
箱根温泉を巡る交通の便の良い道路にして、外国人を集め外貨を獲得しようと明治新政府に進言したから、というのが理由らしい。
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三枚橋。箱根町役場と湯本駅
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道は新道とからみあうように、上っていきます。
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天狗山神社の鳥居
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畑宿です。
ここで寄木細工が盛んになったわけは・・・。
材料があった。技術があった。技術者がいた。
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七曲りと書いてありますが
正確には12個あります。
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新道とからみあいながら登っていきます。
橋の上は新道
キャンプ時の寝床敷き用のマットを背負っています。
このマットの置きどころに困っていました。
ほとんどのものは、リヤバッグ、フロントバッグ(リュックサック)
にはいりましたが、マットだけは、ガサが大きくて、
どうしよう、と考えたあげく背負うことにしました。
カサは大きくても、軽いので負担にはなりません。
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こんなかんじで、ここも橋の上は新道。
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うしろで、ぶんぶん音がするので、
もうすぐ車が追い越していくな・・・と
構えているのに、ちっとも来ない・・・
隣の新道の方を走っている車でした。
まぎらわしくて、仕方がない。
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若い人が二人、「こんにちはー」と声をかけて
追い越していきました。
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甘酒茶屋です。
雪が多い。しかし、他に平らな場所はなさそうで、
ここに建てるしかなかったのでしょう。
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お玉が池です。
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役場のあたりから上りはじめて
1時間50分くらいで、畑宿入口まで来ました。
関所も湖も興味なし。
まっすぐ行きます。
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大芝分岐
左へ行くと仙石方面です。
右へ、宮ノ下、強羅方面へ行きます。
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振り返ると芦ノ湖が見えます。
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精進池
多田満仲の墓、曽我兄弟の墓のある場所です。
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ここが頂上です。
脱いだものを、全部着込まなければ
ここから、寒いです。
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が、なかなか良い場所がなくて、
ついつい、こんなところまで来てしまい。
寒いのなんのって。
ともかくも、少し日当たりの良いところで着こんで。
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強羅のほうへ行きます。
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宮城野をかすって
林道「足柄幹線」へ
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背負っているマットは
同じ形で背負うと、じわじわと肩に負担がかかってきますので
時間をおいて、位置を反対にして背負います。
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いこいの森へ帰ってきました。
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