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場所 | 雲取山から雁坂小屋まで |
日時 | 2018_5_29 |
天気 | 晴れ |
距離 | 23 km |
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雲取山を5時に出発です。
夜中に外へ出て、星を見ようとしました。ここまで来ると、天気が良ければ本当に星がきれいなのです。ところが空は曇っていて、その代わりに鹿がうじゃうじゃいました。困ったものです。日本の山はそのうちに、どこもかしこも山崩れをおこすでしょう。
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そういうわけで困った害獣である鹿がたくさんいるのですが、鹿は笹の葉は好みではないようです。しかし、まったく食べないということはないようです。ほかにおいしいものがある場合は食べません。見た通り固くてうまくなさそうです。新芽は食べるようです。その証拠に新芽が無いではないですか。出てくる新芽を丁寧に食べて行けば、笹はいずれは枯れていきます。新芽とは新しい葉が伸びることですが、竹の場合、もうひとつタケノコというものが出ます。これは鹿の大好物です。
笹が枯れたら他の植物が目を出しますが、その新芽は笹の新芽よりおいしいでしょう。その繰り返しで地面がむき出しになっていく。
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雲取山荘からの巻き道は
このように通行止めです。
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この場所にこの時刻
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ここを6時半に通過
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富士山はどうにか見えています。
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飛龍山の巻き道の分岐点です。ここは巻き道を使います。
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このように唐松の皮をひっかいてむいてしまう動物は熊しかいません。しかし、古傷です。笹は元気に繁茂しています。
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このように1本だけ木が邪魔しているだけで、もう大変なのです。空身だったらほいほいとくぐっていけるのですが、今は背中の荷物がひっかかって歩けないのです。
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かすかな水場があるのですが、とても汲んで飲めるような水ではありません。じっく時間をかけてくみ取って、沸かして飲めば飲めないことはない。
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再び木が邪魔しています。このように次から次へと木が倒れており、歩くのに難儀します。
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石を積んで道をこしらえてあります。きれいな石積です。
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振り返っています、この山を乗り越えてきたわけではありません。向かって右側を巻いてきたのです。
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すず竹が枯れています。
山を歩くときは必ず長袖でと決まっているのですが、着替えを持っていないので長袖は寒い時のために、なるべく汗なしの状態で温存しておきたいし、今日は暑い日なので半袖で歩いています。
半袖で歩いている。杖をくるくる回しながらあるいてはいるのだけど、やはり蜘蛛の糸がまとわりついて気持ちが悪い。
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芸術品を発見
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将監峠に到着です。
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2度目の朝飯を食べます。
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唐松尾山の方向へ
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巻き道は通行止めです。
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唐松尾山 山頂 小さく書いてあります。
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唐松尾山を過ぎたらシャクナゲがたくさん咲いています。
鹿の嫌いな植物ベスト3はシャクナゲ、アセビ、キョウチクトウです。
毒があるからです。
だから、このシャクナゲは無くなることはないでしょう。が、しかし鹿の方が進化してシャクナゲを食べる鹿が出てきたら話は変わります。
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あと1時間くらいで水干という場所に着きます。そこで水の補給をするつもりなので手持ちの水をどんどん飲みます。持ち歩く物の重量が増えない、保管場所の最も良い場所は腹に入れておくことです。いつもの常識です。できるだけたくさん水を飲んで、水干での水の補給に備えます。
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水干というところです。多摩川の源流だとか言っていますが、それはどうでもよい。水の補給のために下りていきます。途中までリュックを背負って下りていき、そこにリュックを置いて、さらに下ります。どうして途中にリュックを置くかというと、そこから分かれ道で登れるからです。
下ってみたら、前回来たときとは様子が違っていました。水が出ていない。水はみんなが「ここが源流だー」とか言って踏み荒らした、その場所の下から濁りながら出ていました。水の補給を断念。
「保管場所の最も良い場所は腹に入れておくことだ。いつもの常識だ。できるだけたくさん水を飲んで、水干での水の補給に備えよう」。などと言って、ほとんどの水を飲んでしまったので手持ちの水は500mlを切っています。
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雁峠
手持ちの水がないと、途端に疲れが増してきます。
この元気のなさではとても甲武信小屋まで到達できません。
それに明かりを持ってきていない。少しでも暗くなる恐れのある歩行予定は避けなければなりません。
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鹿の駆除のためのテント
こんなこと書いてあります。
平成29年の10月までと書いてあります。
画像をクリックすると字が読めます。
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振り返って、雁峠、笠取山の方向を見ています。
山を乗り越え、乗り越えで進んできました。
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古礼山、巻き道を行きます。
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この辺から枯れた木が増えてきます。
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水晶山
雁坂峠から甲武信小屋まで6kmくらいあります。時速2kmくらいのスピードしか出ていないので、これから3時間半では暗くなるでしょう。それに水がない。水干で水の補給ができなかったので、とてもじゃないが甲武信小屋まで歩けません。今日はここまでです。
雁坂小屋の方へ下りていきます。
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雁坂小屋到着
ここは携帯がバンバン使えます。と言ってもドコモで試しただけですが。
この後、雁坂峠でも、雁坂嶺でも破風山でも棒が3本くらい立っていました。
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