国見トンネルと国見峠(五ヶ瀬村、椎葉村)


2019_07_28 晴 24km  暑い夏になりました。涼しいところを走りたい。宮崎県の山奥五ヶ瀬町と椎葉村の堺にある国見峠に行きます。国見トンネル、五ヶ瀬側に車を置いて、自転車で国見トンネルを通り、さらに国見峠を越えて元の場所へ戻ります。


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国道265号線を椎葉から五ヶ瀬に向かって走ってきました。左に行くと国見峠、まっすぐ行くと国見トンネルです。まっすぐ行きます。涼しいところに来たつもりが、外気温度は34度あります。

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国見トンネルを抜けて、振り返ったところです。ここまで車で来ました。
トンネルの上の伐採跡地を見ています。ここも架線を使った集材をしたようです。架線技術者がいるということです。玉切りする場所は足場の良いところの方が安全で効率的です。となると一本の木のまま集材してきた方がよい。架線集材の技術があればその方が効率的だと私は思います。
近いうちにタワーヤータを使っている会社の人に聞いてみたいと思います。

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ここから自転車で走ります。今通ってきたトンネルに再びはいります。
今日は日曜日です。そしてまだ午前中です。たぶん後ろから車が来る確率は低い。後ろからトンネルにはいる車の音が聞こえたら前もって歩道に避けていればいい、と考えています。
ところが計画通りにはいきませんでした。

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トンネルの長さは2777mです。真ん中にポールが立っていて、追い越し禁止になっているのがわかります。途中よけ場が2か所あり、最初のよけ場が見えています。

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2番目のよけ場です。路面は最初から最後までじくじく、ツルツルでして、滑ったら最後、ただではすまないでしょう。
今、前方から車が来るのが見えます。この車の音に遮られて、後ろから近づく車の音が聞こえませんでした。気が付いたら、後ろから光が刺すのを感じた。スピードを緩めて追い越してもらおうとしたのがまずかった。スピードを緩めようとしても、そうそうすぐに止まれるものではない。しかも地面は濡れている、左側、わずかに段差になっている、そこに乗り上げることはできない。わずかの段差でもジクジクしているのでバランスをくずすこと間違いなし。かといって、もうすこし左に寄らないと追い越せない、じっくり時間をかけてスピードを緩めて、めいっぱい左に寄って縁石に足を着いて止まって追い越してもらった。これだったら、そのまま逃げ切った方が安全で、早かったようです。濡れているトンネルは要注意です。日曜日の午前中を狙ったのに、このザマです。

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4分ほどでトンネルを通過しました。

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あの橋を渡って、向こう岸を山へ向かって上っていきます。

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ここをぐるりと回って、先ほど見た橋に向かいます。

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緩やかに登っている道を行きます。もう楽勝でしょう、後はひたすら漕ぐだけ。と、思ったのですが、そうはならなかった。

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峠道は通れない。と書いてあります。車に対しての注意書きでしょう。しかし、困った。石ころが転がっているくらいだったら、抱えていけるでしょう。あまりにも大きな崩落だったら迂回するにしても服装がまずい。半ズボンの半袖シャツです。草むらは通れない。行けるところまで行く、そして、だめなら引き返す。

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引き返すにしても、すでにトンネルは通過しています。同じトンネルを帰るとなると、今度は登り道になります。4分では済まない。10分以上かかるかもしれない。となると後ろから車にせっつかれる。道路の真ん中にポールがあるので簡単に追い抜きはできない。そして五ヶ瀬から椎葉への車はほとんどなかったが、椎葉から五ヶ瀬へ向かう車は結構いました。再びトンネルを引き返すのは避けたい。

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いろいろ心配しながら漕いでいます。

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行けるところまで行って様子を見るしかないでしょう。にわか雨が降らなければよいのですが・・・。さらに心配事を増やします。私の頭は心配事作りのデパートです。

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いつもは荷台に積んでいるカッパを今日に限って車においてきた。なぜなら、荷台に積んだままだとトンネルの中でテールランプの点滅が後ろから見えないからです。さらに心配事が増えました。

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そんなこと考えながら漕ぎのぼっていきます。いろいろな心配事を抱えて漕ぐと、さほど疲れません。

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これです。通り抜けできない原因はこれでした。この先は大丈夫でしょう。

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心も明るくなったら空も明るく見えます。
これでトンネルを引き返さなくてよくなった。心配事があると疲れない、と書きましたが、心が明るくなると体も元気になります。

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ぐいぐい上ります。

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湧き水です。

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どうやら峠に着いたようです。あっけなく着いてしまった。

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標識も看板もない。あるのは林道の竣工記念の石だけ。

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下ります。

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丸印のところに何か構造物がみえます。

スキー場のリフトらしい。

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日陰の地べたは苔だらけ。

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陽のあたるところは気持ちがよい。涼しいです。

五ヶ瀬の山がよく見えます。

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再び日陰。苔だらけ。

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苔はかなり深い。もしかしたら夜光るのではないか、と思われるくらい立派な苔です。自転車に乗ったままだと、すべくります。だからといって、下りて押すと、靴底のクリートが滑る。どうすりゃいいか。

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日当は気持ちがいい。夏の雲です。雲と山の写真をいっしょに撮るのはむずかしいです。そして、坂道を坂道らしく撮るのもむずかしい。

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とても涼しいです。

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国道に出ました。

トンネル入り口のところに戻ってきました。

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これで終わりです。

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