阿蘇南カルデラを歩く
2021_03_10 晴
俵山登山口から登り⇒高森峠先の黒岩峠まで行き、下って⇒あらかじめ用意しておいた自転車で元に戻ります。歩き34km 自転車25km
阿蘇カルデラ南の縁を歩く。
世界最大規模と言われている阿蘇カルデラの南の縁を歩いてみます。
「世界最大規模」と言われている阿蘇カルデラは東西18km、南北25km、周囲約100km。
ここで、「世界最大規模」というところがミソで、「世界最大」とは言っていない。
そんな中、阿蘇カルデラがなぜ注目されるのか、どこが特徴的なところか。行って見てみます。
阿蘇カルデラは北と南に分かれており、中央に阿蘇五岳と呼ばれる山々がある。その中の中岳の横から噴煙が出ている。カルデラ内の低地も南北に2分され、立野火口瀬で接合している。
阿蘇五岳より北、広く平坦な谷を阿蘇谷と言い黒川が流れ、南の谷を南郷谷といい白川が流れる。2つの川は立野で合流し西へ流れ熊本平野の白川となる。
阿蘇谷の北側、カルデラの北壁は高度差300m程度で、その上面は平坦で、壁の上端に沿って車道が走っている。
一方、南郷谷の南側、外輪山の南側の南外輪は、北外輪に比べると標高も高く高度差300〜700m、深い谷と尾根が交互し、北壁とは対照的な彫りの深い地形を作っている。俵山1095m、冠ケ岳1154m、大矢岳1220m、大矢野岳1236mなど1200mを超す尾根もあるなど、平坦な部分は少ない起伏にとんだ地形です。カルデラ南壁の上を走る車道はない。
今回、この南壁の上の尾根筋を俵山から高森峠あたりまで歩いてみます。距離は34km程度。予め終点に自転車を置いておき、終点から出発点まで自転車で戻ってくる予定です。
この間を歩いて
自転車で元へ戻る
スタートは俵山登山口
0338
3時40分頃 歩き始める。阿蘇カルデラの中の町の光と反対側に西原村の町のあかり、空港近辺のあかりが見えますが、写真には写らない。
真っ暗で、明かりをともしながら歩いている、目には見えているが、これもまた写真には写らない。
夜景の撮り方を知らないのです。
0442
歩きはじめて2.7km
山頂を目指すというより夜明けを待つというかんじで、ゆっくり、ゆっくり登ってきた。1時間たって、やっと俵山頂上。
ゆっくり、ゆっくり上ってきたので、息も切れないし、汗もかかない。
俵山峠まで27kmと書いてある。とすると登山口が俵山峠ということでしょうか。
0503
歩きはじめて3.5km
さらに800mばかり歩いてもまだ暗い。
護王峠
0529
1時間半たってもまだ暗い。あと1時間しないと夜は明けないだろう。
時々分かれ道がある。標識があるけど、矢印の向きが思った方向とちがうことがある。すぐ先で道が急に曲がっているためです。
月を見ながら方角を確かめて歩いている。
0601
九州は熊はいないことはわかっているので安心。だけど、イノシシがガサガサやっている音が時々聞こえるので不気味。
0604
どうにか景色が写真に写るようになってきた。カルデラ内は霧が溜っている。
0616
霧がはれてきたと思ったのだが、こちらは西原村の斜面
0617
冠ケ岳分岐
冠ケ岳分岐地点
歩きはじめて6.2km
0638
カルデラの中は濃い霧
0648
グリーンロードの地蔵峠 標高1084m
歩きはじめて8.7km
絶対に足をひねったり、くじいたりしないように気を付けて歩きます。
0653
カメラをこれ以上右に向けると太陽がはいってしまう。
右下の部分、霧が滝のように山を乗り越えています。
クリックすると拡大できます。
部分的に拡大してみます。クリックするとさらに大きくなります。
0655
0700
地蔵峠
地蔵峠 標高1086m 道路の方の標高の方が2m低い。削って切通しにしたぶんだけ低くなったのでしょうか。
出発地点から9.6km
0716
長陽 赤水の方角
0719
大矢岳
大矢岳山頂
歩きはじめて10.5km ここまでの速さ 時速約3km
中岳の方角を見ています。
この写真は後日、五ヶ瀬と山都の堺、の黒峰山頂から撮ったものです。阿蘇の手前のカルデラの縁を歩いています。今、矢印のあたり、大矢岳にいます。
0719
地蔵峠付近のなだらかな丘
0719
西原村の方角 熊本空港も見えているはずなのですが、よく見えない。
0720
こんなところを歩いています。
0729
東に向かって歩いている。
0734
大矢野岳
大矢野岳 歩きはじめて11.6km
ここを過ぎてほどなく水場があるようですが、スルーします。
水場の位置はだいたい、n32.47.05 e131.00.36のあたりだそうです。
0744
0859
駒返峠
16.5km地点
駒返峠通過 ここまでの速さ 時速約3km
0905
このような道ばかりだと、時速4kmを越える速さで歩けますが、こんな道ばかりではない。
0919 中岳
見えている町並みは中松駅あたり。手前に道の駅が写っているはずですが、よく見わけられない。
0919
中岳の噴煙を拡大してみます。
0938
のどかな平らな道
かなり距離を稼ぎ、予定より速く進んでいます。
0943
天神峠
天神峠 18.7km
0944
長い登り階段です。上った分だけ下ることになります。
0953
階段が終わっても、さらに上る。
0955
遥か立野、俵山の方角
0957
阿蘇大橋が見えるかもしれない。とも思いますが、わからなかった。
1006
高千穂野
高千穂野(たかじょうや)
スタートから20.0km
2020
長い下り階段。これがつらい。
1040
根子岳と高森の街のあたりが見えています。
1054
清水峠
清水峠に到着
1055
清水峠 21.8km ここまでの速さ 時速2.9km
昨日、ここを車で通過して、水をストックしておいた。
1055
道を横切って、こちらにはいる
昨日、ここに水をストックしておいた。ここで30分ほど休憩。
1054〜1114
1126
歩きやすい。だからといって、そのまま、ほいほいと歩いていくと、違う尾根に連れていかれます。GPSを確認して正確に、元の登山道に戻らなければなりません。
1153
長谷峠 24.2km
1226
崩土峠 25.9km
いつもだと、そろそろ膝に違和感を覚える距離ですが、今日は何ともない。
25キロを超えた。
1247
さらに、いくつもの小高い山々を越えていかなければなりません。
1313
中坂峠付近の太陽光発電設備
ざっと見たところゴルフ場ひとつ分くらい、100ha以上の広さはあると思われます。
1319
28.2km
中坂峠通過
1328
1343
阿蘇中岳 少し煙が見えています。
1358
この窪地が高森峠です。
1400
高森峠通過
30.1km
1411
遥か俵山の方の景色。左手の連なる山々を歩いてきました。
1448
行程も残すところ、あと2kmくらい。一歩一歩がつらい。這うように登る。登ときは這うように登れるが、下りるときはどうにもこうにも姿勢の保ちようがない、横向いて下りるしかない。
疲れはないが、足にきた。
骨格疲労で足の骨が「ミシッ」とかいう音をたてたら、おしまいなので、慎重に、慎重に、ゆっくり歩く。
1500
登りはともかく、下りの一歩一歩が足にひびく。横歩きでもひびく。足がかなり疲れました。
黒岩峠、清栄山が見えてきました。
1509
その前にひとつ丘を越えます。
牧場の道路沿いにまき道を使って、距離は遠くなっても、登り下りを避けて、なるべく平らな道を歩きます。
1517
黒岩峠に到着 15時17分
出発地点から33.7km ここまでの速さ 休憩を含んで時速2.9km
とりあえず無傷で無事に到着。
今日1日、誰にも会わなかった。
ここで、らくだ山の方から下りてきた人に会い、今日初めて会話した。会話ができただけでもうれしかった。
1519
デポしてあった自転車とシューズと工具。
ここから自転車で元の場所、俵山登山口まで戻ります。
走り出す前の準備と途中の見学と、最後の俵山峠までの坂道を考慮すると、2時間ほどかかるはずです。
今日の行程はまだ、続きます。
続きます。
ここから自転車です。
阿蘇南カルデラ
阿蘇カルデラ南側の尾根筋を歩きました。阿蘇カルデラはCの形の左右反対の形をしていて、開いた部分、つまり入口のところに立野、一番奥の下側に高森があります。今回は約下半分を歩きました。
俵山登山口から黒岩峠まで34kmの道のりです。私にとっては、かなりいっぱいいっぱいの距離です。平なところは別として、山歩きで34kmは初めてです。そして、今回のルートではエスケープルートがありません。考えられる対策としては昼までに半分行けなかった場合は引き返すことです。ただ、敗残兵となって引き返すスピードは行くスピードより落ちるので、その対策が必要です。
@その分早くスタートする必要がある。
Aできる限り荷物を軽くすることです。雨具を持たなくてもよい100%晴れる日を選ぶこと。余分な着替えを持たなくてもよい気温の日を選ぶ。食料は過度に余分に持たない。水の補給のために途中に水をデポしておく。(清水峠に水をデポしておきました)
B絶対に足をひねったり、くじいたりしないように、下り道はとくに気を付けて歩く。
C道を間違わないようにする。ルートには通過時刻を1時間ごとにプロットしておき、GPSを絶えず確認しながら歩く。間違ったと思ったら、リカバリーしようとして斜めに歩いたりせずに、必ず引き返す。(私の場合、平地だと時速5.2km程度。これくらいの山道で時速3km程度を目安にしています)
Dリュックをおろして、色々なものを次々に取り出したりしなくて済むように必要なものはサイドバッグに入れておき、リュックの中の必要なものがあったら休憩の時にまとめて取り出し作業をする。水も小分けして腰に下げる。
阿蘇カルデラ南側の尾根筋の歩き。俵山登山口から黒岩峠まで34km歩きですが、それで終わりではない。そこからあらかじめデポしておいた自転車で俵山登山口まで戻ってきます。こちらが25kmくらい。この時間も考慮すると、さらに早くスタートする必要があります。
ということで、まだ暗い3時半にスタートすることにしました。今の時期、6時半くらいにならないと明るくならない。その時刻まではライトをともしながら歩きます。暗闇の登り坂道ですが、崖などはないようなので安心です。そして、熊などもいないので安心です。が、イノシシをおどろかして攻撃してこられると危険なので、あらかじめ、多少音をたてながら歩くのです。
続きます。
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