普通は、このようにブレーキシューとリムが平行になっています。
これだと2枚のブレーキシューがきれいにリムを挟みこみピタリと止まります。
ところが場合によっては、通常にセットすると、こうなることがあります。
このようになっておりますと、ブレーキシューの片側だけが先に接触し、かなり力を加えないと全部が接しません。当然ききが悪いです。
それで、このような部品が用意されています。この座金が活躍します。
この凹凸座金です。窪みになっているものと、山のように盛り上がっているものです。
このように、ずらして使います。
台座とボルトを斜めに固定することができます。
このように台座に対して斜めに固定することができます。
これでリムとの接触部分の角度を平行に調節することができるようになります。
このようにリムと平行になり、ブレーキがバッチリきくようになるのです。
実は私は最近まで、この原理を知らなくて自転車に乗っていました。
反省しています。
なお、このブレーキシューセットは自転車店で買っても、ネットで買っても
800円とか900円とかしますが、モノタロウで買ってみたら300円弱で買うことができました。ものすごい消耗品なので安い方が良いかと・・・思うわけです。
ここからは余談ですが。
ブレーキシューが減ってきて、リムとの隙間が大きくなってきたら、上の写真のねじを緩めて出すことによってワイヤを締めることで、左右両方のブレーキシューを同時に調整します。
片方だけ調整したい場合は座金を加えることによって調節します。
ただ、見た目にはかなり隙間が空いているように感じても、座金で調節する場合は、やりすぎにならないように、矢印の一番薄い座金を使います。