乗鞍スカイライン、エコーライン
2013_09_09 晴れの予定。
スタートは松本駅。 自転車で走ります。 今日1日の行程 148km
前日
に輪行で茅野まで来て、そして足ならしのために松本まで自走で来ました。雨でした。
松本⇒158号線⇒上高地⇒安房峠⇒平湯温泉⇒平湯峠⇒乗鞍スカイライン(県道5)⇒エコーライン(県道84)⇒158号⇒松本⇒輪行⇒
乗鞍 畳平は岐阜県と長野県の県境にあり、標高2,702m。国道標高最高地点と言われる渋峠は標高2,172m、富士山富士宮口は2400m。畳平がどれだけ高いところにあるかがわかります。
ところで乗鞍スカイライン、エコーラインは排ガスによる環境汚染対策として、2003年よりマイカー乗り入れ規制を実施。現在は、原則としてバス、タクシー、自転車以外は通行できない。ということで、「畳平は国内において、自転車で上がれる最も標高の高い車道(舗装路)」になります。
岐阜県側のルートは「乗鞍スカイライン」、長野県側のルートは「乗鞍エコーライン」と呼ばれ、ヒルクライム大会で有名なのは、後者のエコーライン。
乗鞍畳平へ向かう観光道路はまとめて「乗鞍雷鳥ルート」と命名されています。乗鞍岳に生息している「ライチョウ(絶滅危惧種であり国の天然記念物)」は地域のシンボル。乗鞍岳への誇りと未来への想いをライチョウに込め、長野県・岐阜県の双方から一気通貫できる観光ルートとして「乗鞍ライチョウルート」は生まれました。このルートを通して乗鞍岳の懐の深さ、一方からだけでは知り得ない乗鞍岳の景観や麓地域の魅力を、今までにないバラエティに富んだ楽しみ方で味えます。(norikura.gr.jpより)
自転車での登坂の場合、通常はエコーラインは乗鞍観光センター(標高1600m)から、スカイラインは平湯ゲート(標高1684m)またはほおのき平駐車場(標高1235m)から上り始めます。平湯ゲートからの標高差は1000m、距離15キロ弱。ほおのき平駐車場からの標高差は1500m、距離20キロ弱。乗鞍エコーラインとスカイラインを比べるとスカイラインの方が難易度高めだそうです。
今回の私のスタートは松本駅です。松本駅から新島々を通過
、20個のトンネルをとおって釜トンネルまで行き、上高地に寄って、釜トンネルを下りてきて、
安房峠を越えて平湯まで下りて、乗鞍スカイラインを上り畳平へ
、そして
エコーラインを下ってきて、さらに13個のトンネルをとおって松本まで
走る。松本駅にて自転車解体、その後、輪行で帰ってくる予定です。
本日の行程 148km
自転車で走ります。
0307
松本のホテルからの出発です。
3時に出発です。
天気はいいが真っ暗です。
0319
道路 路面が良く見えません
0421
@三本松トンネル↑ 370m
最初のトンネルです。 釜トンネルまで20個のトンネルがあります。
釜トンネルが21個目です。
外は暗いですが、少しは見える。トンネルの中には明かりがついています。こちらの方が明るいのです。ところがです。覆道はそうはいかない。
0430
トンネルは照明がありますが、覆道は本当にまっくらです。
夜空の薄明かりも届きません。
「明ケ平洞門」と書いてある文字盤だけが見えます。
ぶきみな洞門にはいっていきます。
0510
5時過ぎて
どうにか山の稜線が見えるようになってきました。
0516
A小雪なぎトンネル↑ 270m
ときおりタクシーが追い越して行きます
0518 Bずみの窪トンネル↑ 428m
トンネルの中は明るいです。
乗用車も追い越していきます。
0520
短いトンネルが2つ続きます。
C大白川一号トンネル↑ 187m
0521
2つのトンネルは洞門でつながっています。
D大白川二号トンネル↑ 50m
0523
そんなこんなで走っているうちに
入山トンネルまで来ました。
橋を渡って、ぐいっとスイッチバックして上ってきたところが
入山トンネルです。
トンネルの入口が左に大きく曲がっているトンネル、そして中で分岐しているトンネルです。
E入山(にゅうやま)トンネル↑ 371.8m
トンネル手前直角カーブしています。
トンネル内で分岐しています。
ロールオーバの明るい写真は帰りに撮ったものです。
こんなかんじです。
トンネルの入口が直角に近く曲がっています。
中で分岐しています。
左が県道24号線
落合渡をとおって、野麦峠、または木祖村へいきます。
右が158号線
上高地方面行きです。
この分岐・・・
自転車で走るには、なかなかむずかしい。
出口です
そのまま奈川渡ダムの天端へと続きます。
0530
ダム天場を通過するとトンネルです
F奈川渡(ながわど)トンネル↑ 977m
東京電力の看板です。
長野県は中部電力のはずですが、
梓川近辺(長野県松本市の安曇地区、奈川地区)では例外的に50ヘルツの電気が供給されています。
東電だからです。
しかし、請求書は中部電力から来るようです。
0536
G水道沢トンネル↑ 330m
0539
H親子滝トンネル↑ 1266m
こんなかんじで
うまく抜いていってくれます。
0545
I前川渡トンネル↑ 623m
0547
前川渡トンネルを抜けると
左へ行くと84号線、乗鞍高原への道です。
帰りは、そちらから、ここへ出てくるはずです。
J木賊(とくさ)トンネル↑ 735m
トクサ(砥草、木賊)は、シダ植物門トクサ科トクサ属の植物。表皮細胞にケイ酸が蓄積、硬化し、砥石に似で、ものを研ぐことができることから、砥草と呼ばれる。
生薬として目の充血や涙目に使うこともある。
0551
K日向窪トンネル↑ 150m
0552
少しの間トンネルはない。
0554
沢渡です。ここは「さわんど」
上高地へ行く一般の車は、ここに駐車して
シャトルバスに乗り換えて行きます
タクシーで行く人もたくさんいました。
もちろん自転車は何の問題もなく行けます。
0609
L山吹トンネル↑ 800m
0616
M雲間の滝トンネル↑ 228m
0617
N榾小屋トンネル↑ 130.8m
榾 小屋(ほたこや)
榾 とは・・・・
《「ほだ」とも》炉やかまどでたくたきぎのこと、
椎茸の原木栽培に用いる一定の長さに切断した木のことなどもいう。
0618
O芝そりトンネル↑ 116.5m
0620
P清水トンネル↑ 756m
0626
Q白なぎトンネル↑ 263m
大きなトラックが追い越して行きます。
安房トンネルをとおって
飛騨か高山へいくのでしょう。
黒部アルペンルートの自家用車の回送サービスは
日本海ルートを通るか、上高地ルートを通るか
どちらでしょう。
答は日本海ルートです。
距離的にも10キロ弱ほど、日本海ルートが短い
だいたい、道が良い。
あちらは、ほとんど坂がないですものね。
0628
R坂巻トンネル↑ 294m
で、黒部の車の回送のつづきですが、
扇沢〜国道148号〜国道8号〜立山間を回送。
大町と立山両方向から運転、国道8号のドライブインなどで
ドライバーが入れ替わるようです。
従って、
お迎えのバスを含め、ここを通る車に、黒部へ行く車はない。
ということです。
そんな、よけいなこと考えながらトンネルを走っています。
0632
S赤怒谷(あかぬだに)トンネル↑ 396m
赤い岩に怒ったように噴出す噴煙からきているようです。
0636
20個のトンネルを抜けてきました
もう上高地はすぐそこです。
自転車で走っています。
対岸に温泉が湧き出ている様子です。
パイプから漏れている蒸気かな、とか思いましたが
地面からしみだしているようです。
0637
ちょっとした洞門です。
洞門は自転車にとってはトンネルと変わりません。
しっかりと道幅は狭いのです。
釜下洞門
0640
↑釜トンネルにつきました。
釜トンネル 1310m
勾配11%
この地点の標高が1350m
ここまで4時間40分かかりました。
たとえば、二子玉川からだと時間的には小田原より遠い
です。
釜トンネルの下側を中ノ湯側と呼び
上を上高地側と呼ぶようです
今までのトンネルの中で
いちばん走りやすいです。
ただ、勾配を除けば・・・・です。
勾配はけっこうあります。
11%だそうです。
はいった瞬間に、まるで
「すべり台だ」という気がします。
通行する車は限られています
ホテル関係の車
土産物屋さん関係の車
そして、シャトルバス
そんなものです。
時間帯が早いので、通行する車は少ないです。
シャトルバスも20分おきくらいだと
さきほどの入口係員の人が言っていました。
0942
出口です。
12分30秒かかりました
時速6kmくらいのスピードでした
出口です。
ずいぶん、ゆっくりのぼってきました。
いよいよ上高地です。
この地点の標高が1500m
次へ続きます。
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