乗鞍スカイラインを上り、エコーラインを下って-2


今、赤印のところにいます。
自転車で走っています。
乗鞍スカイライン、エコーラインを自転車で走っています。

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河童橋は、手前の駐車場に自転車を置いて
徒歩で行かなければなりません
さきほどトンネルの手前で
自転車の駐車券をもらいました。


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河童橋には行きません
時間がありませんので。

大正池です
昨日の雨のせいでしょうか
水がぐいぐいと流れています

この池の成り立ちは火山の噴火によって
梓川がせきとめられた・・・
池の水は静止しているわけではなく、流れている
昨日みたいな大雨だと、ごうごうと流れている。

そしたら、そのうちに土砂で埋まってしまって
池ではなくなる・・・
と心配してしまう。

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河童橋に行っていたら乗鞍スカイラインにいけなくなります。
すぐにくだります。団体旅行で立ち寄って以来です。

もう少し、あと30分もしないうちに
日がさしてきて、きれいな景色が見れるのでしょうが、
残念です。

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再び釜トンネルへもどってきました。
自転車で走っています。
滑り台みたいな急勾配を下ります。

マットを敷いたら
巨大なスライダーになるでしょう。

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釜トンネルを下って
158号線を安房峠へ向かって上り始めます

写真中央に写っているギザギザの山
カーソルを乗せてみると
先ほど大正池で見た山です。
明神岳でしょう。

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ジグザグのつづらおりの道を登っていきます

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安房(あぼう)峠
標高は1,790 m

いっきにくだります。
500mくらいくだり
そして、再び上ります。

この自虐的な作業が大好きです。






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平湯温泉までおりてきました。
平湯温泉は標高が約1,250mあります

ここで、飲み物と食料を補給します。
荷物にならない程度の買物がむずかしい。
駐車場の係りの人に
平湯峠はどっちにいきますか?
と聞いたら・・・・
私の顔を、じーっと見て、
「自転車じゃ無理だろう」と言っていました。

「どこから来たの?」と聞いてほしかった
けど、聞いてくれなかった。

聞かれたら、
今朝3時に松本を出発して、20個のトンネルを通って、釜トンネルまで来て、釜トンネルを上って、大正池まで行って、戻って、安房峠を越えてここまで降りてきた。平湯峠どころではなく、乗鞍スカイラインを上って、エコーラインを下って、さらにトンネルを13個抜けて、松本まで帰り、自転車を解体して、輪行というやつで、東京まで帰るのさ。
と、答えたかったが、聞いてくれなかった。




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再び上ります。
平湯峠からが乗鞍スカイラインです。
標高1,684mの平湯峠を起点とし、
標高2,702mの畳平を終点とする山岳観光道路で、
延長14.4km
平湯峠ではマイカー規制をしていました。
「くだりではスピードにきをつけて」
「それから、熊がでるから」
なんて言われて、再び上ります。

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ヘヤピンカーブを上から見たもの

手持ちのドリンクは2つ
1リットル。
おにぎりが4つほどです。


荷物一式背負っての坂のぼりはつらいです。

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ありとあらゆるものを背負っています。
レインウェアとサングラスと
長袖のシャツとTシャツと
なにしろ全天候対応です。

時々バスが追い越していきます

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こつこつ上ります

よけいな説明ですが、
ズボンは短パンにはき替えました。

息がきれそうになると、
写真を撮ったりして
息つぎをします。

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霧が出てきたりします。

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それでもコツコツ上ります。
上りでは
頻繁に、内職の写真撮りをします。

下りでは、そんな必要はありません。
なので、下りの写真は少ないです。

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バスが下りてきます。

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ずーっと先まで見える上りは
先を見るとつらいので
足元3m先くらいを見つめながら
漕いでいきます。



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こつこつと上りますが
太ももの筋肉、速筋の部分を使うと
すぐに疲れますので、遅筋をゆっくり使って上っていきます。

なんか、そんなことを「ためしてガッテン」か何かで聞いたことがあります。

筋肉量は、20歳台をピークに急激に減っていき、60〜70歳になると20台のおよそ半分ほどになってしまうそうです。
しかし、筋力トレーニングは、筋量の低下を防ぎ、筋量を維持または増大する効果があります。何歳になっても、年齢にあった、正しい筋力トレーニングで体力は向上するようです。


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なるべく、なるべく元気でいたい。
そのためには足を鍛えておく・・・
それがいいのではないかと、
そんなふうに考えています。
家族に迷惑をかけないように・・・

霧が出ると
ふわっと風が吹くときがあって
涼しい。

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振り返ってみるときれいな景色です。

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こんな絶壁を上っています。
もう数年、自転車で、こんなことやっていますが、ゆっくり、ゆっくりと、こんなふうに上っていくと疲れない。
たとえ、疲れても、少し休めば戻るようです。
もっとも、こればかりは自分の感覚的なものですから絶対的な指標があるわけではない。

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はーるか向こうに峠が見えます。

が、実はあれは峠ではありませんでした。
あの先は、さらに上りになっていたのです。

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再度振り返って、きれいに景色
すでに、雲より高いところにいます。

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若い人がすいすいと追い越していきました。
私は、とてもあのスピードでは上れません。


「いい景色ですねー」と挨拶をかわして、風のように去っていきました。

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振り返ってみると、また、霧が出てきました。
わたしは、よくよく振り返るじいさんです。

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先ほど、はるか遠くに見えた峠と勘違いした場所
ヘヤピンカーブです。
それをのぼって

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開けた向こうには、さらに、新しいのぼりが待っています。

どうせ、いつものことです。峠越えはひとすじ縄ではいきません。

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えんえんとのぼります。

この日に消費したドリンクの量は4リットルでした。
今、手持ちのドリンクは250mlくらいです。

畳平の売店で補給する必要があります。

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振り返って、
こんな景色

また振り返りました。

1時くらいには着きたいな
と、思っていましたが、
とんでもないことでした。

結局1時半でした。

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まけずに
ひたすら漕ぎます。

荷台には輪行袋とレインウェアがくくりつけてあります。
なにしろ荷物か多いのです。

これでもぎりぎりに絞って
無駄な着替えは入れてありません。

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汗かいたら着替えますが、
汚れたくらいでは着替えません。
許可を受けた車でしょう。
追い越していきました

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道路パトロールの車も追い越して
いきました。

めずらしいですね。
むこうも
「めずらしい格好したおやじだ」
と、思っているにちがいありません。


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そんなこんなで、気をまぎらしながら
漕いでいたら

着きました。
乗鞍スカイラインの頂上です。

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終点畳平駐車場の標高は2,702メートル

でも、一番高いところではありません。
もう少し上があります。

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魔王岳でしょうか
登山の人が見えます。
ヤッホー
とか叫んでいます。

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標高2,716m地点
ここが最高地点です。
こちらはエコーラインになります。

ここは日本の公共交通機関車両が到達できる最高地点です。

富士山、富士宮口五合目は標高2,400mです。
が、規制期間があります。

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その最高地点をエコーライン側から見ています。
自転車3人組み

挨拶を交わして、これまた風のように
上っていきました。

私は冷たい風に備えて
上半身全着替えして、くだりに備えます。

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びーんとくだっていきます。
どうも前ブレーキのパットが減っているようで、少しですが、ききが悪い、
グリップのところの調整だけでは無理のようです。
六角棒を使って調整すると、手は真っ黒になるし、時間がかかります。
上りもゆっくりでしたが、くだりもゆっくりいくしかありません。
乗鞍高原別荘地でしょうか、鈴蘭小屋の方角のようです。

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雲の上を走っているのがわかります。

雲の上は走れませんので
雲より高いところにある道
といのが正確な表現でしょう。

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根雪です。
今日は9月9日

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ぐりぐりと
カーブを繰り返して
下っていきます。

蛇行とはよく言ったもので、
本当にへびみたいです。

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いつものことですが、「よくもまあ、こんなに上ってきたものだ」と感じます。

上っているときは、ただ、ひたすら、きつい、だけで、そんなことは感じるゆとりはありません。

そして、乗鞍高原別荘地を通過して再びトンネル群に突入し、松本市街を目指します。


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