西穂高岳⇒奥穂高岳⇒槍ケ岳縦走(テント泊)
2024_09_11〜09_14
新穂高ロープウェイ登山口から奥穂高岳、槍ケ岳、ババ平、上高地まで縦走
私は、かねがね大キレットを歩いてみたいと思っていました。そしてジャンダルムにも登ってみたいとも思っていました。そんなこと考えているうちに、西穂高岳から奥穂高の間も、大キレットに劣らず険しい道だということが分かってきました。そして、大キレットの場合、歩く方向は南岳から北穂高へ向けての方が安全だということも分かってきました。だが、南岳まで行くのが遠いのです。それだけで1日かかります。それは困る。天気予報も変わってくるし、実際の天気も変わる。すると予定も変えなければならない。
「そんなら3つともまとめて、逆コース、西穂高から槍ケ岳まで一発で歩いてしまえ」と考えたわけです。それも「今回はテント泊で歩くのだ」と決めました。
今回、西穂高岳から奥穂高岳へむけて、間ノ岳、ジャンダルム、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、槍ケ岳の方向にテント泊で歩きます。
初めてのコースです。ただし、下調べと練習は念入りに行いました。
1日目 2024_09_11
新穂高ロープウェイ登山口から西穂高山荘まで 1.9km
本日の山を歩く距離は1.9km程度です。
西穂高山荘まで、どのように行くかですが、夜行バスで朝到着して登るか、または、朝、バスに乗って昼過ぎに到着して夕方までに山荘まで登ってしまうかの選択です。そんな計画をめぐらしているうちに平湯温泉までのバス賃が上高地に比べて、えらく安いということがわかりました。上高地行きが12000円くらいするのに、平湯温泉までは5300円なのでした。これで行けば、乗り継ぎバス代とロープウェイ賃を足してもまだおつりが来るし、体力温存と時間節約で天気予報を一日前倒しで使え、正確な天気予報で歩けます。
というわけで、新宿バスタからのスタートです。バスは前々日ネットで申し込みしました。
0630
新宿南口を出て、目の前。バスタ新宿から出発です。
1231
平湯温泉バスターミナル。バスは高速道路の渋滞と安房トンネルの工事のため30分ほど遅れた。予定では乗り換えに1時間ほど余裕があったのだけど、30分しかなくなった。昼飯を食べようとしたら、ずらりと並んでいたので、30分では並んで食うのは無理だと判断してパンとメンチカツのテイクアウトを買って食べた。晩飯分まで買っておいた。
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新穂高ロープウェイです。
ロープウェイは2つあって、合わせて1900円と荷物代(6kg以上)が300円。
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ロープウェイの出口から数十メートル程度で登山靴の泥落とし兼水飲み場があります。ここで水を補給していけば小屋で水を買う必要がありません。ついでに、たっぷり飲んでいきます。
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展望所。
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背中の荷物の重さは、先ほどの水場で水2リットルが増えましたので、リュック込みで11.5kgです。リュックは45リットル用。とにかく軽量化に努めてまいりました。ヘルメットの重さにもこだわりました。300gで、自転車用です。
1441
林の中をてくてくと登っていきます。なだらかな部分が1キロ、坂道が1キロ。合わせて2キロ程度の道のりです。
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西穂高山荘に到着です。
1527
テント場は端の方から埋まっていて、真ん中しか空いていなかった。近所に挨拶してテントを張ります。テントは今回はシングルにして、ダウンのジャケットを持ってきました。これで寒くはないと考えています。
晩飯の準備です。昼のパンが余っていたので、それとグラノーラで晩飯を済ませます。
次の日
西穂高山荘から奥穂高山荘まで
天気予報について
山での行動に大きく影響する要素といえば、体力と装備、ルート設定、そして天気ではないでしょうか。
平地で上から静かに降ってくる雨だけだと傘をさして歩くのがベストなのですが、傘は風が吹くとひとたまりも無く、狭い登山道では両側の枝にぶつかり、また、急坂、岩登りなどの険しい道では両手が塞がり、危険で、傘はさせません。
そもそも、途中からの雨は仕方がないのですが、終日雨の予報が出ているときは歩かない方がよい。
天気予報は山で安全で快適な登山をするための大きな手助けとなります。
予定どおり決行するか、取りやめにするか、テント泊できるか、小屋泊まりにするか、など、天気予報を参考にして総合的な登山対策が必要になります。
ただ、一般的な予報だと麓の予報だけになりますので、特に山に特化した天気予報を確認し、さらに目まぐるしく変わっていく予報を先読みして予定を立てていく必要があります。
今回は、2つの予報を参考にしました。
どれを使ったかというと
windy
この中では「ICON」が、私には最も合性がよかったような気がします。
そして 「てんきとくらす」
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