北見⇒釧路
2013_06_29 晴れ 184km 本日の予定距離は長いです。
早く起きて、朝のうちにできるだけ距離を稼ぎ午後はゆっくり走りたいところです。
北見⇒美幌峠⇒屈斜路湖⇒摩周湖⇒茅沼⇒釧路
0300
朝とんでもなく早く起きました。
目覚ましかけなくても、この時間に目が覚めました。
カラオケから帰ってきて、これから寝る
という宿泊の人たちと入れ替わりにホテルのロビーを出ました。
3時出発です。
0617
39号線、美幌を通らずにショートカットした
「近い」と思っていましたが
結局、峠みたいなものがあって、
エネルギーを使ってしまいました。
むやみにショートカットはすべきでない。
と、反省しています。
0659
美幌峠が近くなると
霧が出てきました。
雨の心配はなさそうです。
屈斜路湖は見えないかもしれません。
0708
峠は霧で湖は見えません。早起きが、すぎたためです。
あと1時間待てば霧は晴れるでしょうが、そうすると、摩周湖がきびしくなります。そのまま行きます。
0708
美幌峠・・・・網走郡美幌町と川上郡弟子屈町との境にある。
標高490m
朝早くから材木運搬車が登ってくる。2mものであることは確かだけど、樹種はわからない。
0714
屈斜路湖・・・うっすらと見え出した。
日本最大のカルデラ湖、長径約26km
この湖はアトサヌプリや川湯温泉から強酸性(pH2前後)の温泉水を運ぶ湯川が北東部に流入し、屈斜路湖全体もpH5前後の酸性湖となっているため、魚類は乏しいそうです。
0723
霧の中を下っていきます。
左下に湖があるはずですが、見えません。
0729
やはりくだりは寒い。
ジャンパーを着たり脱いだり、いそがしい走りです。
0750
振り返ってみてみる。右が和琴半島への分かれ道です。
0756
美留和をまわって摩周湖へ向かう。途中ショートカットするつもりが行き過ぎてしまい。結局、遠回りすることになりました。
0818
途中、店によって買い物しました。
お茶とパンとお菓子など・・・
牛乳はありませんでした。
店の奥さんに水をもらって空のペットボトルに入れてスポーツドリンクを薄めて飲んでいます。
すぐ先に湧き水が出ているということでしたが、どうせ見過ごして通り過ぎていくだろうからと思い、店の水道水をもらいました。
「どこから来たの?・・・」から始まる会話をして摩周湖のことなど色々聞いて、そして再出発です。
0946
右へいくと摩周湖。まっすぐ行くと川湯温泉。
暑くなってきたので、リュックを降ろして荷台に積んで背中をすかすかにして漕いでいきますが、なんとも、背中がみすぼらしい。前から見たらもっとみすぼらしくて、顔そむけたくなるでしょう。やはり、何か背負っていなければ格好がつきません。
とかなんとか考えながら登って行きます。
摩周湖の外輪山は600m程度なので、そんなに登りはきつくない。
道もいいです。明るいなだらかな道を登っていきます。車もほとんど通りません。
なだらかな坂と、きれいな景色が続きます。ここでも蕗がはえています。
1042
北海道の坂を、ひとりさみしく上っていきます。
1045
第三展望台に着きました。
周囲は海抜600m前後の切り立ったカルデラ壁
ここからずり落ちると湖へどぼんと行きます。
カルデラ壁と湖面との比高は150〜350mだそうですので。
ころころと300もほど転がって湖へどぼんです。
気をつけなければ・・・
1059
摩周湖はその透明度で有名ですが、
世界ではバイカル湖についで2番目に透明度の高い湖であると言われています。
まんなかにポツンと出ているのがカムイシュ島
そのの水面下はどうなってるかというと・・・
200mの湖底から「しゃぶしゃぶの鍋」の中心のように突き出ているらしい。
詳しくはこちら・・・
1106
今登ってきた道を振り返ってみます
美幌峠が見えます
雲ひとつない
(というのは言葉の遊びで、かすかに雲はある)
さっきは霧がすごかったのに・・・
1107
波ひとつありません。こんな日はめずらしい。と、ここの係の人が言っていました。
摩周湖に流れ込んでいる川はありません。流れ出る川もない。従って「湖」ではない、つまり法的には大きな水たまりです。ならば、水位の上下があるだろうと考えるが、年間を通じて水位の変動は極めて少ない。どこからか、しみだしているようです。
ここまで溜まるのに何年かかるか・・・およそ100年くらい・・・
1107
摩周湖の透明度・・・現在は20m近辺だそうです。
どんどん濁ってきているのではないか・・・たしかに濁ってきているそうです。
これ以上汚さないために・・・・ふもとで「ハイブリットシャトルバス」に乗り換えて展望台に行く・・・そんな計画を弟子屈町は真剣に検討しているということです。
1107
その透明度ですが・・・
どのように計るかというと、直径30cmの白い円板を湖水中に沈めていって、肉眼で見えるぎりぎりの深さです。
1108
余談ですが、海水と真水ではどちらが透明度が高いかというと実は海のほうが湖よりも透明度が高い。
写真は空の青ではなくて、湖の青です。上から湖面を撮っています。
1108
これから下っていく第一展望台への道
第二展望台はどうしたかというと・・・
昔はあった。
カルデラの渕沿いに歩道があって、第三と第一の間に第二があった。この道は危険なので閉鎖されて、そのために第二も行けなくなった。
1116
第一展望台へ向けて下っていきます。
観光シーズンの5月から10月の半年間で、
摩周湖が一日中見える日は100日、時々見える日は50日、全く見えない日は25日ほどです。
1130
第一展望台は第三展望台より100m程度低いところにあります。
地図にあるもうひとつの展望台は「裏摩周湖展望台」となっています。
1213
釧路まで72kmです。
約5時間ほどかかるでしょう。
1441
暑い日です。
まっすぐな道をひたすら漕いでいきます。
途中、
水の補給です
。
1500
まっすぐの道ですが、上下のうねりはあります。
1505
下りこみのときには湿地帯がよく見えます。
1517
茅沼
1518
なぜこのような湿原ができたかというと・・・
約6000年前には海水面も今より2から3m高く、この一帯は大きな浅い湾になっていた。その後海水面が低下、4,000年前には湾口部に砂洲が発達し内陸部は水はけの悪い沼沢地になった。生い茂ったヨシやスゲが冷涼多湿な気候のもとに泥炭化して湿原が形成され、約3,000年前に現在のような湿原になった。
1528
シラルトロ湖
では、この湿原はなぜ開発されずに残ったか・・・
本来なら湿地帯は稲作に適しているので水田に転用され そうですが、釧路は年間を通じて気温が低い。そして霧が発生する。・・・・
霧・冷涼・日照時間が少ないため稲作には適さないというわ けです。
で、湿原は残った。
沼の近くを走るのだけど
峠が3つほどあります。
摩周湖で草むしりをしていた係りの人が言っていました。
「3つの峠はきついぞ・・」と
1601
摩周湖へ登る道よりも、最後の3つの山越えのほうがきつかった。
とまでは言えないが、こたえる・・・
1728
釧路に着きました。
幣舞橋です。
幣舞
ぬさまい
とはどういう意味でしょう。
調べたら、幣舞とは「紙幣が舞う」だそうです。
ものすごく繁栄した時期につけられたのでしょう。
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